FC2ブログ

私は猫になりたい

  • 08 «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • » 10

猫文学。

IMGP5015あ


猫文学というジャンルがある。

文学には猫が多く登場する。


犬ももちろん登場するが、猫のように研究されるほどのジャンルには成長していない。

私が読んだ犬文学のほとんどは
「主人を思う感動のストーリー」として終わる。
従順な犬の性質を考えれば
感動のストーリーをひきだす小道具のひとつとして
または準主役として据えられるのだから
仕方がないところである。


猫は(飼っているが)従順とはかけはなれている。
かわいいが、忠誠心は感じない。
べたべたしてくるときもあるが、それは私が
「久しぶりにコカコーラを飲んでみよう」と思う
気まぐれさとほぼ同じ頻度である。

主人がピンチに陥っても、助けたりはしない。

帰りを待つことも、たま~~~~にしかない。

適度な距離感を保つのが習性の猫は、文学では
事を荒立てない「傍観者」として役割を果たす。
高いところを自由に行き来しながら浮遊した視点を持つ。

主人公を含め、登場人物を観察する。
やや離れて観察するから、感情も出来事も周囲まで把握できる。
どんな感想を述べようとも、猫だから許される。
作者が猛毒を猫に託しても、彼らの距離感は作者とも保たれるため
毒は希釈される。

猫の喜怒哀楽は一定の温度を超えない。
とっても悲しむ犬はイメージできるが
とっても悲しむ猫はイメージしにくい。

それくらい、彼らの感情の沸点は相当高い。
(という一般的なイメージだけど)


アクシデントで事に巻き込まれそうな状況になれば
いつの間にか居なくなる。
もしくは更に高いところに登って俯瞰で観察する。


書き手にとってみれば猫は最高の観察レンズであり、
どんな毒を吐いても「猫ならば仕方あるまい」と
読み手を納得させる至極便利な小道具なのだ。

生態そのものが文学向きであるといおうか。

私は猫好きなので
猫文学はこれからも大いに賑わって欲しいジャンル。
朔太郎、ボードレール、ギャリコ・・・に続いて
新たな猫文学の書き手が登場するのが待ち遠しい。



とても神経質ですぐ胃腸にきた夏目漱石。
「我が輩は猫である」は新聞小説で、毎日ちょっとずつ発表されたため
リアルタイムで感想が届いたという。それにたいして、
とても神経質になっていたみたいですね。

ま、誰もが猫の言葉を借りて一言もの申したかった時代なので
(いつだってそうだ)
漱石さん、そこまで心配せずに良かったと思うよ。
今読んでも面白いですよ。




この本を六本木のABCで見つけたときは胸が高鳴った。
もっと早く読みたかった猫文学の一冊。

ポール・ギャリコ「猫語の教科書」





そういえば、彼らは良く絵にも登場するが

それはまた別の話。


にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村



■ コメント

猫文学じゃないけど…

そういう意味あいでは
「100万回生きたねこ」は、
あまり猫っぽくないかもですね。

Re: Re: 猫文学じゃないけど…

> そうですね、とっても
>
>
> とっても猫っぽくない。
>
>
> あの絵本とても好きです。ちょっと思い出すだけでも涙目。

■ コメント投稿

管理者にだけ表示を許可する

■ トラックバック

http://watashihaneko.blog85.fc2.com/tb.php/3-a00219e9

 | HOME | 

■facebookページ

私は猫になりたい

Facebookページも宣伝
Yuko Murakawa

バナーを作成
■ UST(ときどき)

2011年10月23日ONAIR

年賀状大喜利2012 現役AD4名のお年賀案

2011年2月27日ONAIR

広告制作者の家に届く年賀状ベストテン!2011うさぎ年

2011年1月4日ONAIR

FreePets-命を考える-

■ プロフィール

watashihaneko

Author:watashihaneko
フリーランスのコピーライター・CMプランナー。旦那と猫と暮らしてます。趣味はピアノと写真と読書です。メルアドはhanavi.tsukushi☆gmail.com(☆を@に変えてください)

■ 最新記事

■ カテゴリ

■ 最新コメント

■ 月別アーカイブ

■ 最新トラックバック

■ カウンター

■ 最近読んだ本

「その瞬間は何も出来ない。」ということを前提に書かれています。 阪神淡路を経験された方の声が掲載されています。備えることが どれほど役に立つかわかりませんが、心構えを持っていることは とても大事だと思えた一冊です。
【送料無料】地震イツモノート

【送料無料】地震イツモノート
価格:1,500円(税込、送料別)

■ お気に入り雑貨

フランス旅行の時に購入した紙のお香『パピエダルメニィ』。割高ですが日本でも買えます。

■ 最近のヒット。

缶のバリエーションいろいろ、価格はどれも1,500円。
■ おすすめベビーギフト【今治タオル】

高級タオルの産地、今治で作られたもの。ベビー用はたくさんありますがこのMAKE-FRIENDSシリーズは特に肌触りがよかったので購入。ベビーラッシュなのでこれからもお世話になります。すでに甥、お友だちの赤ちゃんにプレゼントして使い心地を喜ばれたお墨付き。赤ちゃん用のバスタオルにちょうどいいサイズ。
■ ジブリ ロボット兵プランター

質感があります。

■ 私の本棚

読みたい本、買った本、読んだ本・・・

■ 検索フォーム

■ リンク

■ ブロとも申請フォーム

■ QRコード

QRコード