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オリビエロ・トスカー二「広告は私たちに微笑みかける死体」


イメージ 1



広告カメラマン、ADである作者が

広告表現に対して疑問と怒りを投げかけた一冊。

冒頭から怒ってます。笑



毎日毎日、いったい年間どれくらい作られているんだろうか。

私みたいな地方の広告制作者にも仕事があることを考えると、かなりの量なんじゃないかな。


さて、広告に関わる仕事をしていると、

生活のあらゆるところに広告を見つけてしまいます。



例えばドラマ。

主人公が使っているケータイ会社がドコモだったとする。

絶対に最新機種を使っている。

ドコモがスポンサーなんだな、と思う。




最近、三谷幸喜さんの露出が激しいと思われている方はいないだろうか。

民放出演、NHK出演、ブルータスは三谷幸喜特集。

これも広告の一種である。

結局は公開の彼の映画を宣伝するものなんである。

(同じことが水谷豊さんにも言える)



笑っていいとも!のゲストも、

おみやげといいつつ、新しく出したCDやら芝居のPRをする。

ポスターも貼ってもらっている。

ショービジネスの業界を観察していれば

次のお友達もおおかた予想がつく。



なんか、そういうことをかんがえると

呆然としてしまうことがある。


広告(つまり利害関係)で成り立ってるものが多すぎるんじゃないかって。

そこに渦巻く欲とかお金とか

そしてその世界にいる自分とか。


その事実に、四方真っ白の部屋に時計なしで放り込まれた気分になるんです。

左右も上下も時間もよくわからない。

自分が何をしたいのかもわからなくなっていく。



話が脱線してしまったんですが

世界中にインパクトを与えた広告ベスト3はなに?と聞かれたら

90年代のベネトンの広告は間違いなく入っていると思います。


エイズ患者が家族に囲まれ看取られる


射殺された兵士の衣類


聖職者のキス


(ここで見れます)

http://www.ne.jp/asahi/box/kuro/report/benettonad.htm



などなどで話題を呼んだベネトンの広告カメラマン、

オリビエロ・トスカー二が書いた「広告は私たちに微笑みかける死体」を読みました。



個人的にベネトンの広告は好きなんですが、

あの広告がこれほどまでに叩かれていたとは知らなかった。


あまりにメッセージ性が強く過激だと批判され

ベネトンの不買運動にまで発展した国もあったとか。



それほどのインパクトを与えただけで広告として成功といえます。


ですがこの本には

表現に対する規制への憤り、ありふれた表現への怒りが冒頭からたぎっています。


広告関係者じゃなくても楽しめる一冊ではないかと思います。



海外のコマーシャルって面白い、それに引き換え日本は・・・って思いませんか?

世界まる見えテレビ特捜部が時々世界のおもしろCM特集をやってるけども

あれはカンヌ広告祭とかで賞を穫ったものから選ばれてます。

確かに面白い。


でも半数以上のものが賞穫り用に作られているのも事実。

一回しかオンエア(※)されてないものもあったりする。

(※オンエアされているものが審査の条件だから、一回でも流せばオッケー)

クライアントだって自社の広告で賞を穫りたい気持ちはあるから

制作者とクライアントの気持ちが一致すれば

賞レース向けの作品に予算を使うこともできるんです。


クライアントとの信頼関係とよびかえることもしばしばあります。

時々、その広告って意味あるのかな?っていう自己満足なものも見かけるけど。



海外に滞在した時に観るコマーシャル。

これはあんまり面白くない。


日本のコマーシャルは海外のものに比べるとダメ!ってよく聞くけど

わりといけてると思うんだけどな。

面白く、ちゃんと広告として機能しているものは多いと思います。




ベネトンの広告に関しては企業メッセージはともかく

「ベネトンの名前を知らしめた」点では文句なしの広告効果だったと思います。




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オリビエーロ・トスカーニ「広告は私たちに微笑みかける死体」

1997年紀伊国屋書店


目次

1 ハレルヤ!赤ちゃんのおしっこが真っ青だ!

2 知に対する犯罪

3 黒人になったイギリス女王

4 偏見世界へのミニツアー

5 HIV広告

6 さあCMだ、トイレに行こう

7 十字架、鉤十字、コカ・コーラ

8 ブレーンストーミング、ブリーフィング、メディアプランニング、ブルシッティング…

9 モノ・カルチャーに逆らって

10 GTIターボ、葬られた四人の愚か者たち

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私のおすすめ:

広告は私たちに微笑みかける死体

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